トイプードルに多い病気


飼われる前に必ずお読みご理解の上 お問い合わせください。

病名                 症状と対処方法
涙やけ 涙やけとは、犬の目の周りの毛が赤茶色に変色してしまう状態です。
犬の目から涙が何らかの原因で、常に目から溢れているため起こります。

プードル、マルチーズなどの小型犬に多く見られる病気です。
5%のほうさん水でマメに拭いてあげる事とフードでは添加物の無いフードに変える事により
改善される場合も多数あります。
外耳炎 外耳炎とは外耳道が汚れ、そこに細菌や酵母菌が繁殖し炎症を起こしている状態のことです。
症状として、耳をよく掻く、首を振る、耳から異臭がする

耳が垂れている犬種の持病です。特に耳の穴にも毛が生えており、夏場や湿気の多い梅雨時は
要注意です。
定期的に耳を洗浄しながらチェックをしましょう。耳の毛は月に1回は抜いてください。
また、異常が見られたら獣医さんで必ずどんな菌を見てもらいお薬を貰ってください。
パテラ        
膝蓋骨脱臼

後ろ足の膝蓋骨(人で言う、いわゆる膝のお皿)は通常、膝関節の中央にあるべきですが、
その正常な位置に収まらず外れてしまった状態が膝頭骨脱臼です。

この病気には、内側に外れる内方脱臼と、外側に外れる外方脱臼があり、頻度としては内方が
多いと言われています。小型犬は内方脱臼、中・大型犬は外方脱臼が多いとされ、外方脱臼は、
股関節形成不全が見られる場合に発症頻度が高いと言われています。
この病気には、外傷性(後天性)と遺伝性(先天性)があります。
 外傷性(後天性)は、打撲や落下といったことが主な原因になります。遺伝性(先天性)の場合は
、出生時点から膝関節の発育不全、膝関節周囲の筋肉や靭帯の異常があるとされています。

実際にトイプードルと言う犬種には、多い病気です。健康な親からでも出るケースもあり、知る範囲
でも1頭も出てないブリーダーはありません。
またお引渡し時の獣医さんによるチェック時になんとも無くても、2から3年後になる場合もあります。
プードルの足の骨の構造とは、もともと脱臼しやすい構造になっており、獣医さんによれば、プードル
の50%はキャリアとの話もあります。

対処法としては、まずフローリングなど滑らない環境つくり、子犬時に運動を多くして筋肉を付ける。
適正な体重をキープする。肥満から発祥する場合も多いです。

グレードは1から4まであり、1.2は分からないで過ごしていることも多いようです。
2以上で常に足を上げたり、びっこをしたりし、歩行に支障をきたす場合は手術を勧める獣医さんは多いです。
手術と言われた場合は、1つの獣医さんだけでなく手術経験の豊富な獣医さんのセカンドオピニオンは必ず必要です。
問題は術後のリハビリに飼い主の忍耐が2週間
いります。(手術代金は8万から15万位です)
手術しても完治しない場合も多いです。
現在は手術せずに、グレード3でも普通に生活している仔も多く、症状がない
場合は手術せずにサプリメント療法のお医者さんが多いです。

レッグペルテス 股関節の大腿骨頭(大腿骨の先端)への血液の供給が不足し、骨の変形や壊死がおこる病気です。
成熟前の小型犬がかかります。

症状として、歩くのを嫌がり 座り方もあぐらのようになるのと、かなり痛がります。
早期に発見し、外科的手術が必要です。
不正咬合 オーバーショット 上顎の歯が下顎より5mm以上出ている。
アンダーショット 下顎の歯が上顎より出ている。(最近のテーカップ、小振りの子に特に多いです。)
シザーズバイト  上顎の切歯が下顎の切歯の前にわずかに接触して鋏の様に咬み合うもの(これが正常)

生活には支障は殆どありません。遺伝の場合が多いので両親は見て購入しましょう。
突発性てんかん 急に足が引きつったり、振るえを起こしたり、起き上がれなくなる(倒れる)症状です。
頻度は高ければ、獣医さんと相談し抗てんかん剤を服用します。
後発性(外傷性)もあります.
前犬種で5%が発症してます
停留睾丸 生後2ヶ月くらいで陰嚢内に落下するはずの精巣が落下せず、そのまま腹腔内に貯巣されてしまって
いる状態を言います。
1年で下りて来る場合もありますが、小型犬には多いです。片方だけ下りる場合もあります。(片睾丸)
停留睾丸は悪性腫瘍になるという話を聞きますが、医学的根拠はありません。
乳歯遺残症 乳歯が抜けずに、永久歯が生えてくる2重歯のケースで、これも小型犬には多いです。
放置すると、歯並びが悪くなり歯周病等になりやすくなります。
生え変わる時期に噛むおもちゃやタオルの引っ張りあいで歯を多く使うようにするのと、獣医さんに
よく見てもらい残っていれば、避妊、虚勢手術をする機会に取ってもらいます。
PRA(進行性網膜萎縮症) 眼の網膜の遺伝性疾患で夜盲症から始まり、徐々に進行し白内障になり網膜が萎縮して失明する
遺伝的な病気です。
品種改良による弊害で、原種には殆どありません。
人気に伴う乱繁殖で出る事例も多いです。
しっかりしたブリーダーは先祖に出ている犬を繁殖犬に使いません。
膀胱炎

犬の膀胱炎では細菌に感染して膀胱の中のただれや結石が起きます。オス犬の場合は膀胱結石が尿道に詰まって、尿が出なくなることもあります。

原因は細菌による感染
症状として尿が出ない、小量の尿を何回もする、血尿、尿が濁る、水をよく飲む

早期発見対処が大事です、放置すると膀胱結石になります。
遺伝はしません。



パテラにつきましては、親犬が健康でも生後60日までなんとも無かった子犬がなったケースが過去に数例あります。肯定するのではありません
が、犬種に関わるかかり易い病気と理解した上で、ご購入ください。
ただ、その子が良くなる為の相談、病院の相談、サプリ等は何時でもご相談いただいております。

誤解しないで頂きたいのは、それぞれの犬種がそれぞれの、かかりやすい病気の要素を持っていると言うだけで症状が出る出ないは個々によります。
病気が出ないよう歴代の健康状況を踏まえ健康な親犬から交配しておりますが、
生き物ですので、人間でも同じですが、親が健康でも病気になる場合もある事をご理解ください。

普段の様子を常に観察し、少しでも異常がある場合(サインが必ずあります)はご相談ください。
発見が早いほど回復は早く、犬も苦しみません。
観察力は飼い主の最低限の必要条件です。

飼い主様にも厳しい注文を致しますが、仮ににわんちゃんが病気になった場合、ご相談ください。けっして見捨てたりはしません。
ママから産まれ、私が取り、へその緒を処理したいつまでも可愛い子です。ずーと元気でいて欲しいです。

ヤブは要注意です。 病気をすべて遺伝的疾患と繁殖者に転嫁したり、腕の無い獣医さんも多いのが現状です。
セカンドオピニオンの勧め


無断転用、まるまるの記載がよく見受けられます、固くお断り申し上げます。